鈴木おさむ「育休」&高知東生「介護」 見え隠れする夫の“打算”

公開日: 更新日:

 こういうのに、すぐ食いつく企業やら自治体があるから、ビジネスにもなる。鈴木・大島は今やおしどり夫婦というより“放送界のセレブ”的な存在。プランはすべて仕事に結びつく。2人ともそれがわかっているから嫌な感じだ。

 高島の夫・高知はパーキンソン病を患う義父の介護に専念するため、この秋、俳優業を引退すると決めたという。スポーツ紙がこの事実を報じ、芸能マスコミは高知の勇気をたたえ、すっかり美談扱い。これに高知は週刊誌で「介護に専念するために役者をやめるなんて言った覚えはない」と反論、役者としての限界を感じていることが理由とした。

 高知の気持ちはよくわかる。映画出演はあるというものの、確かに役者としては開店休業のような状態だし……。ただ、それなら記者に介護のことなんか言わなければいいと思う。マスコミが美談仕立てにする(本当にそう思っているかわからないけど)のはわかっているはずだから。なのにしゃべっちゃうから、高知も嫌な感じなのだ。

 せめて、告白するなら10年とはいわないまでも2、3年たってからにしてほしい。10年くらいしてから「実はあの時、大変だったんです」というのなら、納得だ。

 出産でも介護でもいいとこ取り。そんなにおいが鼻につく。役者、タレントは滑って転んで、ドロドロになって「恥の文化」の象徴――。実は庶民はそれを期待しているのであって、いい話は「秘すれば花」だと思う。
(コラムニスト・桧山珠美)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」