再ブレークのMr.マリック「ハンドパワー」ブームの“弊害”告白
30日、ファミリー劇場「Mr.マリック超魔術シリーズ」の取材会に登場したMr.マリック(66)。80年代後半、「きてます、きてます」と言うおなじみのフレーズで「超魔術師」として大ブレークした。
当時を振り返り、「ダチョウ倶楽部さんとか宮沢りえさんとか、ギャラの高い方はリアクションが良かったですね」と笑わせたが、当時は「ハンドパワー」ブームが凄まじく、「競馬が当たり、パチンコが当たり、生活に密着しすぎると、ちょっと違うなと思った。大阪から集団で『宝くじを当ててくれ』と頼まれたり、賛美歌を延々と歌う人が現れたり、全然知らない人が家に上がってきて『神のお告げでマリックさんと結婚すると言われたので秋田から来ました』とか。そばにうちの家内がいるのに、ですよ」と恐怖を感じたこともあったとか。
■「何をやっても驚かない」
ライブでは客層が“暴露本を見ながら見る人”と“マリックを拝みながら見る人”の2つに分かれ、「拝んでいる人はマジックをやっても驚かない、信じているから」と異常さを語った。
最近は娘や孫と共演したり、バラエティー番組「しくじり先生」(テレビ朝日系)で「『きてます、きてます』と言っているとき、心の中では『何がきてるんだろう』と思っていた」と語るなど、往時をネタに再ブレーク。マリック復活の予感だ。