「日本映画少なくなった」気鋭の監督に聞く中国最新映画事情

公開日: 更新日:

 娯楽のみならず、言論統制が行われ、報道も制限されている中国で国民はどうやって情報を得ているのか。

「最近は中国版ツイッターとでも言いましょうか、ネットの普及でマイクロブログが進歩し、個人個人がメディアになって情報を発信し、受け手になっているんです。天津での爆発事故も、報道されたのは事故翌日でしたが、私は20分後には事故の映像を見ていました。HPを閉鎖されたとしても、ツイッターなら瞬く間に拡散しますから。ただ、本当に本当のところはどうなっているのかは、私のような国民レベルでは分かりません」

 リー監督の新作長編「僕たちの家に帰ろう」(渋谷シアター・イメージフォーラムで今日29日から公開)は政府の推し進める経済成長路線に取り残されたシルクロードの少数民族の物語。工業化によって自然も破壊され、住む家もままならない。

「日本の高度経済成長と似た弊害があると思うんです。当時の日本とそれほど違わないであろう中国の本当の姿、内情を見ていただければ幸いです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」