「ルポ大阪・関西万博の深層」朝日新聞取材班著

公開日: 更新日:

「ルポ大阪・関西万博の深層」朝日新聞取材班著

 華々しく開幕を迎えようとしている大阪・関西万博だが、ご存じのように開幕に至るまで問題が続出。開催を主導してきた日本維新の会は、万博への批判が一因となって地方選挙、国政選挙で低迷している。

 本書は、人口減が急速に進み、資金や人材など限られた資源の使い道がこれまで以上に厳しく問われる中、巨額の公費をつぎ込んで開催される万博について改めて検証したルポルタージュ。

 2013年、橋下徹氏と松井一郎氏、堺屋太一氏の会食の席で決まったという万博誘致。当初は肝心の経済界も乗り気でなく、夢物語だった誘致がなぜ実現したのか。政治の裏側から、会場選定の経緯や建設費上ぶれの原因、海外パビリオン建設を巡る内情など、多視点から万博を巡る諸問題の深層に迫り検証する。 (朝日新聞出版 924円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走