連載小説<21> 公安は国民の知る権利より国家の護持が優先
【あらすじ】警視庁殺人犯捜査第三係の樋口顕は、四谷の大学で起きた爆発事件の捜査に追われていた。宗教的過激派による日本初の爆弾テロが疑われる中、監視カメラに映っていた男を特定するが――。
◇ ◇ ◇
梅田管理官の言葉を聞いて、そんなはずはない、と樋口は思った。
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