映画同時公開 ホリプロ「綾瀬vs高畑」エース対決の行方

公開日: 更新日:

 これはホリプロの女優対決と言っていいのではないか。6月4日から同時公開された「高台家の人々」(主演・綾瀬はるか)と「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」(主演・高畑充希)が期せずして、ホリプロ所属の女優対決となった。

 興行は「植物図鑑」の高畑に軍配が上がった。スタートではなんと「高台家」の3倍の興収3億4000万円を叩き出し、15億円超えが期待できる。NHKテレビ小説「とと姉ちゃん」の勢いのまま、高畑は絶好調である。「植物図鑑」の高畑は素晴らしい。突発的な出会いのなか、次第に男に引かれていく感情と行動の変化を実に繊細に表現している。とくにスーツで歩く姿勢、姿がすくっとして、なかなかにいい。

 さらに、ときどきインサートされる彼女のアップの表情にはまったく驚かされた。大きく見開いた目が何とも言えず美しい。男に対する感情の変化がその大きな目いっぱいに集約されているかのようであった。

 では、「高台家」の綾瀬がよくないのかといえば、そんなことはない。愛くるしい表情は相変わらず健在だし、妄想連発の冴えない日常のなかに、普通のOLの生活感がうまくにじみ出ていた。だが、それはこれまでの綾瀬の魅力を超えてはいない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  3. 3

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  1. 6

    芳根京子“1人勝ち”ムード…昭和新婚ラブコメ『めおと日和』大絶賛の裏に芸能界スキャンダル続きへのウンザリ感

  2. 7

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  3. 8

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由