視聴率最低更新 フジ「27時間テレビ」は“身内”のバカ騒ぎ

公開日: 更新日:

 ポケモンGOの配信翌日と重なり“お客”は外出中だったのか……。

 だとしても、視聴率7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)は、あまりにお粗末であった。総合司会者に白羽の矢を立てたウッチャンナンチャンに逃げられ、レギュラー番組のMCらによるリレー形式を余儀なくされたフジテレビ夏恒例の大型特番「FNS27時間テレビフェスティバル!」(23~24日)である。

 今年の大きなテーマは、「一年に一度、皆さんに笑顔をお届けする大感謝祭」。代理店に配られた社外秘のプレゼン資料によれば、フジは〈いまやテレビ業界も個性あふれる一般人にスポットライトが当たる時代!〉と具体的な方向性を打ち出していたが、3年前の9.8%を大きく下回る過去ワーストの記録を更新したのだから、目も当てられない。

 系列局と共同で制作した「全国高校生スーパーダンク選手権」と「全国そっくりキャラ選手権」がその一般人モノの企画で、優勝者には賞金100万円を贈呈し、アイドルやタレントを現地に派遣する力の入れようだった。しかし、「放送時間ぎりぎりのグランドフィナーレのグダグダぶりが象徴しているように、果たして地元の人々が心の底から喜んでいたのかどうか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」