フジに激震 有力スポンサーが相次ぎ「契約解除」の波紋

公開日: 更新日:

 日清食品宣伝部は日刊ゲンダイの取材に対し、契約解除は「事実」と認め、「理由などの詳細は差し控えさせていただきます」と回答した。

 フジにノーを突きつけた企業は日清だけじゃない。看板枠のひとつである「月9」こと月曜21時台のレギュラースポンサーであるTOYOTAが、10月期からスポンサー契約を降りるというのだ。理由は視聴率の不振。現在放送中の桐谷美玲(26)主演「好きな人がいること」は、2回目放送までは10%台の2ケタをキープしていたが、その後は1ケタ台に転落。前作の福山雅治(47)主演「ラヴソング」に至っては全10話の平均が8・5%にとどまり、月9史上最低記録を更新した。「TOYOTAの提供は、7月期クールをもって終了になるようです」(前出の代理店関係者)。

 TOYOTAは「スポンサー契約の詳細については申し上げられません」(広報部)と回答。当事者のフジテレビも、「契約の詳細に関してはお答えしておりません」(企業広報部)というが、尻に火が付いたどころの騒ぎではないだろう。

 フジは今年2月に巷を席巻中の「ポケモンGO」を開発したナイアンティック社の第三者割当増資5億3000万円の大半を引き受けたと一部で報じられた。ナ社が上場したあかつきには莫大な含み益を得られるが、本業のテレビがこれでは……。お台場から断末魔が聞こえてくる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  3. 3

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  4. 4

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 5

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  3. 8

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  4. 9

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  5. 10

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ