【対談】宮嶋茂樹×小原玲 「フライデー」スクープの裏側

公開日: 更新日:

宮嶋 大物ほど動じないもの。ギャラは結局10万円だったなあ、入れ墨はなかったから(笑い)。

田中角栄の病室“隠し撮り”秘話

――小原さんは、脳梗塞で倒れて東京逓信病院(東京・飯田橋)に入院している田中角栄が病室で点滴を打つ姿を捉えた一枚が有名です。事務所が否定する重病説の裏付けとなりました。

小原 この時はまず見舞いに来た人たちに話を聞きまくって、病室を特定するところから始めました。それから手持ちの600ミリの望遠レンズにテレコンバーターを2つ付けて撮影したら、婿の田中直紀らしき人物のシルエットが写っていたので間違いないなと。確信した後は、ニコンから2000ミリの望遠レンズを借りてきて万全の態勢でスタンバイしました。

宮嶋 昼間の病室はブラインドで光が反射して撮れないから、狙えるのは日が暮れてから。しかも、病室の電気がついてカーテンが閉まるまでのほんの数分間が勝負っていうね。

小原 結局1カ月ぐらい張ったかなあ。お堀と外堀通りを挟んだ東京理科大から狙って。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ