「ねほりんぱほりん」が話題 攻める“大人のEテレ”の魅力

公開日: 更新日:

「掛け値ナシで“今期で一番”面白い番組です。業界でコンプライアンスが叫ばれ、やれることがどんどん狭まっている中、意欲的に視点を広げて番組を作っている。生身の人間じゃなく、ブタさんとモグラ人形に言わせるあたりはいかにもEテレらしい。行き詰まった状況の中で、なんとかして新しいモノを開拓する、あるいは作り替えるというチャレンジ精神は、サラリーマンも見習うべき点があるかもしれません」

 こう言うのは、テレビウオッチャーの桧山珠美氏。“今期で一番”の番組とは、Eテレで放送中の「ねほりんぱほりん」(水曜PM11~)だ。

 痴漢の冤罪者や1億円の宝くじ当せん者など、顔出しNGのゲストを毎回引っ張り出し、ゲストはブタに、聞き手の山里亮太とYOUはモグラの人形に扮して、めったに表に出ない社会の赤裸々な真実を“ねほりはほり”聞き出すトーク番組だ。

 聞き手2人の突っ込み具合は、遠慮ナシに「何で?」を連発する大阪のオバちゃんのよう。思わず、「そこまで聞いていいの」と言いたくなるくらい。

 番組最後の天気予報は、あの“ヤン坊マー坊天気予報”のパクリみたいで、これまた「大丈夫なの」と心配になる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末