テレ朝から消えた相撲ネタ…AD文書偽造で協会とトラブル

公開日: 更新日:

 今週金曜の日本相撲協会の理事候補選に向け、角界報道は再びエスカレートだ。4年前に発生した春日野部屋の傷害事件を協会が公表してこなかった問題も発覚。民放のワイドショーは連日、角界の話題を大きく取り上げているが、実は一局だけ静観を決め込んでいる。テレビ朝日である。

 29日午前の「羽鳥慎一モーニングショー」も、お昼の「ワイド!スクランブル」も相撲の話題は1秒たりとも伝えなかった。他局の情報番組が角界の不祥事を散々騒ぎ立てているにもかかわらずだ。

「相撲協会とのトラブルが番組内容に影響を与えているのは間違いありません」とは、民放関係者だ。こう続ける。

「実は『ワイド!スクランブル』のADが、相撲協会の映像使用許諾に関わる承認書類を『偽造』していたのです。今月17日の放送に向けて、番組で保管していた過去の書類の協会側の決裁印の日付や放送予定日などを改ざん。17日は1月場所中で民放は場所中の取り組みなどの映像は原則、報道目的で取り組み1番のみしか流せません。なのに、ワイドショーに映像の使用許可が降りているのを不審に思ったテレ朝のスポーツ局が協会側に確認したところ、許可を出しておらずADの偽造が発覚したのです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ