パンチ佐藤が愛する地方の人と酒「高級クラブより贅沢」
最初に出会ったのは23年前。あるグルメ番組のロケでした。リポーターとして船長が操る船に乗せてもらって沖合での毛ガニ漁の様子を撮り、港に戻ってから行きつけの寿司屋さんで話をうかがったんです。そうしたらすごく気が合ってね。以来ずっとお付き合いが続いてるんですから、ありがたいですよ。
といっても、実際に会ったのは最初のロケを除くと去年で4回目。普段はメールや電話ですから顔を合わせるのは何年かぶりです。到着した日こそ、翌日にダブルヘッダーで仕事が入ってますからお酒は控えめでしたが、打ち上げは徹底して飲みました。料理はその日の朝、船長自ら水揚げした毛ガニや甘エビ、ツブ貝、ウニがてんこ盛り。銘柄は忘れちゃったけど、地酒もこれまたおいしくてね。考えてみたらある意味、銀座の高級クラブで飲むよりぜいたくなわけです。
そりゃ、銀座で飲むとなればステータスだし、美人ホステスと一緒なら味わいも格別です。でも、ボクはそっちも嫌いじゃないけど、気兼ねなく一期一会でワイワイ楽しむほうが肌に合ってる。だから、えりも町でもオーバーぺースで日付が変わってもはしご酒。だけど、翌日は二日酔いもなくスッキリ爽快、船長お手製の露天風呂ハウスでひと風呂浴びるオマケ付きでした。
驚いたのは飲んだ後の船長。いったん帰宅して3時間ほど仮眠。いつものように出漁して大漁だったというんですから本当に参ります。仕事をバッチリ決めたらおいしいお酒を飲む。そして明日に続くよう、またいい仕事をする。お酒は欠かせません。