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井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

<140>バブル崩壊後の“失われた世代”は哀れな漂流者ばかり

公開日: 更新日:

 漂流する若者の強制わいせつ事件はそこかしこで起きている。東京砂漠の自宅マンションに女子高校生を連れ込んで胸を触った23歳の会社員も逮捕された。“失われた″どころか、失ったものすら知らない世代。スマホだけが友達で、コンビニとネット情報だけが財産だ。女子高生に「スポーツは何やってるの?」と声をかけ、すぐに部屋に連れ込んだという。「触りたかった」と言い訳。恋も愛も知らないんだろうな。待てよ、こんなガキでも成人だ。憲法の国民投票に出かける。「セクハラ罪という罪はない」と開き直っている麻生大臣よ、お前からも何か助言してやれよ。

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