53歳乳がんで死去…さくらももこさん 知られざる極秘闘病
「極秘でがんとの闘病を続けていましたが、病状を知っていたのは親族や極めて親しい仲間や関係者のみ。通夜や葬儀は密葬。関係各所への連絡が終わったうえでの発表となりました」(出版関係者)
「ちびまる子ちゃん」の作者で知られる漫画家・さくらももこさんが今月15日に乳がんのため亡くなっていたことが明らかになった。享年53。あまりにも若すぎる死にファンや作家仲間は悲嘆に暮れている。
静岡県清水市(現静岡市清水区)出身。1984年、短大時代に漫画家としてデビュー。86年から月刊漫画誌「りぼん」で、自身の少女時代をモデルにした「ちびまる子ちゃん」の連載をスタート。90年からはアニメも始まり、漫画は累計3200万部以上を記録する国民的ベストセラーとなった。
「作家仲間とも深い親交があり、小説家の吉本ばななさんや『ワンピース』の尾田栄一郎さんとはとくに親しかった。私生活では『りぼん』の編集者と結婚し、1男を設けましたが後に離婚。イラストレーターと再婚しました。家族仲は良好で、まるちゃんの家族のようなほのぼのした家庭だったそうです」(前出の出版関係者)
アニメ版でまる子の声を務めたTARAKOさんは「『ご冥福を』とか言えないです。ただただ、頭の中がぐちゃぐちゃです、はい」「ももこ先生は『ありがとう』しかない恩人です」とコメントを発表。平成最後の夏に、古き良き昭和を象徴する“まるちゃん”一家の作者が泉下の人となった。