「ボヘミアン・ラプソディ」ライブ・エイド完全版が存在
音楽映画では空前の大ヒットになっている英ロックバンド「クイーン」のボーカル、故フレディ・マーキュリー(享年45)の半生を描いた「ボヘミアン・ラプソディ」。
映画のオープニングと最後には、「クイーン最高のパフォーマンス」と多くのファンが指摘する1985年7月の「ライブ・エイド」でのパフォーマンスの場面が使われている(写真)。
約7万5000人の観客で埋め尽くされたロンドンのウェンブリースタジアムで行った圧巻のパフォーマンスは、実際には6曲、22分間にわたって繰り広げられた。
しかし、ファンの方はお気づきだろうが、映画では「愛という名の欲望」と「ウィ・ウィル・ロック・ユー」の2曲がカットされ、13分間に短縮されている。
フレディを演じたラミ・マレックが米エンタメサイト「デッドライン」(12月1日付)に語ったところによると、実はこのパフォーマンスの「完全版」が存在するという。しかも、それは22分間をワンテークで撮影したという。
ラミによると、ライブ・エイドのパフォーマンスは撮影の最初に行われた。初日は大観衆の空撮と、ラミが演じるフレディがピアノの弾き語りで「ボヘミアン・ラプソディ」を歌うシーン、2日目は「レディオ・ガガ」という具合に1曲ずつ撮影された。