実力は和牛でも…霜降り明星「M-1優勝」のメンタルを分析
若手漫才の登竜門「M―1グランプリ2018」で史上最年少で王者に輝いた霜降り明星。審査員の上沼恵美子への暴言騒動も話題になっているが、昨年のABCお笑いグランプリ優勝の実力をまざまざと見せつけた。
とはいえ、決勝ファイナルに残った和牛とジャルジャルとの実力差は紙一重。霜降り明星を優勝に導いた紙一重の差とは何だったのか?
プロ野球選手や女優など8000人以上のメンタルトレーニングを担当してきた石津貴代氏(リエート代表)がこう分析する。
「実力が拮抗した者同士の場合、最後に勝敗を分けるのは、緊張をコントロールし普段通りの実力を発揮できるかにかかってきます。今回のM―1のケースですと、結成15年目でラストチャンスのジャルジャルさん、2年連続準優勝の和牛さんは背負うものも大きかった。いい評価をもらわなければいけないというプレッシャーは、霜降り明星より大きかったと考えられます」
石津氏は最近、「緊張をコントロールして最高の結果を出す技術」(すばる舎)を出版。霜降り明星は年齢的にも幸運に恵まれていたという。