主演「特捜9」が初回首位 V6井ノ原快彦が支持されるワケ
春ドラマの緒戦は「V6」井ノ原快彦(42)の主演ドラマ「特捜9 season2」(テレビ朝日系)が制した。初回視聴率は15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とトップ。もともとこの枠では、故渡瀬恒彦主演の「警視庁捜査一課9係」シリーズが11年以上にわたり放送されてきた。
その渡瀬から井ノ原に主演が代わったのは2017年4月クールの第2話から。渡瀬の体調不良に伴う交代だったが、ドラマ関係者は「渡瀬が作り上げた役柄のイメージを井ノ原が台無しにしてしまうのではないか」と不安視していたという。
ところが、フタを開ければ井ノ原の起用は見事に当たった。
「NHKの『あさイチ』やテレ東の『出没!アド街ック天国』で主婦層に圧倒的な支持を得たことで井ノ原は、関係者たちの懸念を払拭してみせました。“イノッチが渡瀬さんの後を継ぐのだったら試しにドラマ見てみようかしら”という女性視聴者の興味と関心が数字につながっているのでしょう」(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄氏)
ジャニーズ事務所の中では決してイケメンとはいえない井ノ原が女性の心をガッチリつかんで離さないのは、たゆまぬ「努力」とそれによって培われた「信頼」が大きい。同期入所は元TOKIOの山口達也だが、昨年の飲酒騒動もあって2人の差は大きく開いた。