佐藤の発言については、「現首相を揶揄するとか、そういうための役作りではなく、演じる人物をより魅力的に、そして見てくれる人に感情移入してもらえるよう、キャラクターづけした、という程度の話だったと思います。政治的だ、揶揄だと批判され、本人もスタッフも困惑しているでしょう」(前出の映画関係者)と続けるが、その結果なのだろう、映画「空母いぶき」公開の舞台挨拶のスケジュールで佐藤浩市の名前は公式サイトから消えてしまった。佐藤の不穏当な発言があったにしても、俳優がその発言により、仕事を干されたわけである。
芸能人が批判や反論、バッシングを恐れて萎縮するようでは未来は暗い。