著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

いじめられている子はどう書かれようとLINEは金輪際見るな

公開日: 更新日:

 一人で沈思黙考しながら生きているだけで一人浮いてるように思われ、それだけでイジメられるのが現代だ。他紙で知ったのだが、許しがたい中学生のイジメ問題が取り上げられていて可哀想だった。青森県の13歳の女の子が入学するなり、グループで交わすLINEメッセージに、「クラスから早くいなくなれ。みんな腐る前に」とか、「退会しろ」「死んでほしいよ」「きもい」「死ねっ!」と同級生たちに書かれて、体調を崩してしまい、自分のあらゆる行動言動を監視されてるような書き込みにイジメられ、自殺してしまったというのだ。そんなクソな中学生どもが巣食っているいまいましい学校があるのだ。今からでも教室に乗りこんでいって、イジメたヤツを1人ずつ呼び出してやりたくなった。

 グループLINEは、仲間外れにするだけでは収まらず、命を絶たせる凶器になっている。スマホという玩具をバカ中学生が持ってはならない法律はない。だから、こんなイジメが横行している。バカ中学生は、相手に面と向かって言えないことを伝える手段はSNSしか知らないまま生きてきた。自分の直筆と言葉ではがきやラブレターをつづって、「思い」や「考え」を伝える技量や発想は元からない。親や教師から手紙の書き方など教えられたことがない。誰か気に入らないヤツを見つけたらすぐ書き込みだ。その「うざい」「死ねば」を見たバカ中学生がまた「いいね」と押し返していたとか。バカが束になって人を殺してしまう。イジメられてる子たちに教えよう。どう書かれようとLINEなど金輪際、見ないことだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ