坂東彦三郎さんは芝居をしながら地球3周 絶対行きたい国は

公開日: 更新日:

歌舞伎を好きになったのは2年前の襲名から

 400年続く歌舞伎界で坂東彦三郎家の血筋に生まれて歌舞伎役者の道に進みましたけど、学校を出て歌舞伎一本になるとさらに厳しかった。先輩方に厳しく指導していただくことも多く、悔しくて「いつか見てろ」という気持ちが生まれました。父からは「コツコツ頑張れば、いずれ結果が出る。当たり前のことを当たり前にやりなさい」と教わり、その言葉を半信半疑ながら信じて務めてきました。

 歌舞伎を本当に好きになったのは2年前の彦三郎襲名がきっかけですね。襲名の時40歳。いつ襲名させていただけるのかなと思っていたところ、ある日、父から「家族集まって」と言われ、食事に行ったら軽いノリで「彦三郎を名乗る?」って(笑い)。コツコツやってきたのは間違いじゃなかったと肩の力が抜けました。やっとスタートラインに立てた、もっと頑張れるという気持ちになれました。

 坂東家は脇の家系なのに、襲名披露興行ではお客さまの視線を一身に集め、一挙手一投足を見られている恐怖感と快感を味わいました。その時、よい演技をしても見てもらえなければ意味がないという自覚が生まれました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで