SMAP色を極力排除 木村拓哉“初ソロアルバム”気になる中身

公開日: 更新日:

 功労者である木村のソロデビューはジャニーズ事務所としても失敗させるわけにはいかない。初アルバムは今の日本の音楽シーンで最高レベルの楽曲提供者が用意され、それがB’zの稲葉浩志(55)だったり槙原敬之(50)、いきものがかりの水野良樹(36)だった。

「制作側はできる限り『SMAP色』を薄めることに配慮したと聞いています。なので、『らいおんハート』や『SHAKE』を手がけた小森田実さん、『夜空ノムコウ』を作曲した川村結花さんといったお馴染みの顔ぶれは今回は参加していません」(前出の音楽関係者)

 SMAPがミリオンを連発しただけに、木村の初アルバムの売り上げも気になるところだが、事務所は「木村の本業はあくまで役者」というスタンス。作品のクオリティーを重視し、配信ランキングでそこそこ上位に食い込めればいいという構えらしい。

 気になるのは今回のアルバムの制作にあたり、工藤静香(49)のアドバイスも加味されたという情報だ。そして完成したアルバムには、娘のKoki,(16)も絶賛したという。楽曲は「未来のキムタク」を想像させるようなアップテンポ調のものが多く、それぞれの曲にテーマがあるとも聞く。例えば、槙原敬之なら“Re・born(生まれ変わる)”といった具合だ。

 かつて、木村は冗談交じりに将来の夢について「ソロで日本武道館でライブをやる」と語ったことがあるが、その夢が今、現実になりつつある。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド