著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

どうせなら「公正証書遺言」…事前準備はメールでも進められる

公開日: 更新日:

 筆者はこれまで何度か自筆の遺言書を目にする機会があった。いずれも書いた本人から「実は……」と内緒で見せてもらったのだ。書いてある内容は「赤の他人に全財産を」とか「次男だけに相続させる」などややこしいものはなく、財産を仲良く分けて欲しいとの親心がうかがえるものばかり。きっと自分の気持ちの整理をつけるための遺言書なのだろうと察することができた。

 しかし、自筆証書遺言は自筆、日付と署名、押印、訂正の方法など最低限必要なルールがある。何度も書き直していると、どれが最新のものかわからなくなったり、誰にも存在を教えず隠していると、見つけてもらえないかもしれない。手軽に無料で作成できる分、それなりのリスクが伴う。

 ならばもう少し手間をかけ、公正証書遺言を作ってみてはと提案すると、名前は知っていても費用や手続き方法を知らない方が多い。それは高齢になるほど顕著なので、家族の誰かがフォローすることをお勧めしたい。

 詳細は日本公証人連合会のホームページに詳しく解説があり、公正証書遺言作成の手続きや必要書類などが明記されている。とくに気になるであろう費用(手数料)は、財産の価値により決まり、5000万円超~1億円以下なら4万3000円。意外と安い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い