米倉涼子が公表「低髄液圧症候群」は意外に厄介な病気
女優の米倉涼子(44)が7日、新ドラマ「ドクターX」の記者会見で自身の病歴を公表し話題になった。
米倉は「低髄液圧症候群」だとし、「まっすぐ歩けなくなったり、2週間安静にしないといけなくてどうしようかと思った」そうだが、ドラマを監修している脳外科の先生に処置してもらってミュージカルの舞台にも立てるようになったという。
しかし医療ジャーナリストの石塚集氏は、この病気は診断や治療が難しいとこう続ける。
「今回の米倉さんの報道を見ると、米倉さんは低髄液圧症候群の診断をされたとあります。頭蓋内、脊柱管内には髄液(ずいえき)といわれる液体があるのですが、この髄液が何かしらの理由で漏れたり、少なくなってしまうと、頭痛や頸部痛、めまい、耳鳴り、倦怠感などのさまざまな症状を引き起こすことで知られています。原因の解明や診断が難しく、交通事故の場合には保険の論点になることもあります」
■病気の診断がつかず困り果てる患者も