力を抜いているように見せる所ジョージの「本気の準備」
「“テレビの人”でいいよ。テレビに向かって、何かやるんだから」(所ジョージ/TBS「情熱大陸」10月27日放送)
所ジョージ(64)が番組で肩書を尋ねられた際の答えが今週の言葉だ。確かに「テレビの人」と言うにふさわしい。
「40年もテレビやってるから、もうホントにテレビ出る人になっちゃったんですよ。横向いて何かできるとか、静かにしてるさまをうつすとか、無理。もう根っからのテレビマンになっちゃったから」
番組で所はそう言って笑った。22歳でシンガー・ソングライターとしてデビューしてから現在に至るまで、所は曲を作り歌い続けているが、この分野で大きなヒット曲は生み出していない。
一方で、まだまだ無名だった1977年、ニッポン放送の名物ラジオ番組「オールナイトニッポン」のパーソナリティーに抜擢されたのを機にタレント業を開始。今では10本近くのレギュラー番組でメインMCを務め、長寿番組も少なくない。
所といえばプライベートはもちろん、仕事でも“気ままな自由人”というイメージが強い。肩の力を抜いた、いい加減な感じが人気だ。だが、実際はお茶の間からどのように自分が見られているのか、常に意識している。