海外ロケができない…新型肺炎でテレビ制作現場が大混乱
実は高視聴率を取っているテレビ番組の4割近くが海外ロケに大きく依存しているという。
「日テレは『世界まる見え!テレビ特捜部』『世界の果てまでイッテQ!』『ザ!世界仰天ニュース』など4本以上。TBSは『世界ふしぎ発見!』、フジは『奇跡体験!アンビリバボー』、テレ朝が『世界の村で発見!こんなところに日本人』、テレ東が『YOUは何しに日本へ?』『世界ナゼそこに?日本人』など。NHKも『ホットスポット 最後の楽園』『ダーウィンが来た!』など数限りない。しかも、どの番組も視聴率が2ケタに達する人気ドル箱番組。海外にロケに行けなくなったら、とにかく制作ができなくなる。ロケのストックは1カ月分もない番組がほとんどですから、このまま病気の蔓延が進めば、いずれネタが枯渇してくるはずです」(事情通)
■若手局員は現地取材に尻込み
一方、報道部門にとっても今回のコロナウイルスに悩まされているという。
「昔と違って、若手記者の中で今回のコロナウイルスに対する取材を嫌がったり拒否したりする者が出てきたんです。働き方改革の悪影響か、報道の使命を忘れ、権利をはき違えた若手局員が増えてしまった。仕方がないので管理職自らが現場に出向くケースもあると聞きます」(別のキー局関係者)
AKB48が2月1日に大阪市で予定していた「大握手会」や、ジャニーズの「ストーンズ」と「スノーマン」が2~3月に予定していたイベントが延期されるなどイベントへの影響が強まる中、「新型コロナウイルス」がテレビ局本体に及ぼす影響も計り知れない。