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影山貴彦同志社女子大教授

▽かげやま・たかひこ 同志社女子大学学芸学部メディア創造学科教授。1962年、岡山県生まれ。早大政経学部卒。86年に毎日放送入社、「MBSヤングタウン」ほかテレビとラジオの番組を手掛ける。ABCラジオ番組審議会委員長、GAORA番組審議会副委員長、日本笑い学会理事。著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」(実業之日本社)、「おっさん力」(PHP研究所)、「テレビのゆくえ」(世界思想社)など。

休演相次ぐ中…桂文珍の国立劇場独演会が開催された背景

公開日: 更新日:

 国の新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を受け、自粛が連鎖的に続く中、エンターテインメントを専門とする僕としては、なんとかエンターテインメントに頑張って欲しいと思っている。

 PerfumeEXILEのようなドームクラスのコンサートが当日中止を決断するというのはエンタメ業界においては史上まれにみる事態なのは確かだが、震災でも笑いを提供していた「なんばグランド花月」が休演に踏み切ったのは意外だった。僕ら関西人は“NGKは何が何でも閉めない”と思っていただけに衝撃的で、心のよりどころを失ったような気分にすらなっている。

 僕はX-JAPANのYOSHIKIが無観客イベント開催を頼まれ、断ったことを明かし「苦渋の決断を伴うかもしれないけど、今このタイミングで、コンサートを行う行為、及び参加は、危険な行為だと思う」と皆の安全に重きを置いたコメントに賛成ではあるが、やはり寂しいものがある。

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