前門のコロナ後門の政権 芸能界も星野源動画便乗に「NO」

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想像力のカケラもない人に政治は出来ない

 さらに映画監督の白石和彌氏(45)はSNSでこうだ。

《これほど無神経な人間を他に知りません。そんな人が日本の首相。どれほど苦しんでいる人がいて、星野さんがどんな思いで動画を作ったのか。想像力のカケラもない人に政治は出来ません》

 新型コロナ対策のための休業補償で、国が風俗やキャバクラといったいわゆる水商売を除外したことにも触れて《血も涙もない鬼の心を持った国家》と白石氏は斬った。

 ビートたけし(73)はテレビで安倍ら政治家に向けて「議員がこんなに多いんだから半分返せよ、金。全部ハイヤーがついて運転手ついて秘書がいて、自分たちは安全だもんな。給料そのまま取って。自分たちで率先してこうしますこうしますってやっていけばリードできるのに、人任せでダメ」とバッサリ。まったくその通りではないか。芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。

「芸能人が普段、政治的発言を控えているというのは事実です。色がついて仕事が偏ったり減ってしまう可能性があるし、CMなどのスポンサーもいて、発言したくてもできなかったりしますから。にもかかわらず、いろんなところで『NO』との声が上がっているのは、あまりに酷い、もう言わずにいられないと、それだけ業を煮やしている証拠だと思います」

 前門の新型コロナ、後門にアベ。普段は政権に従順な芸能人たちが突然、声を上げ始めたのは、このまま死ぬかどうかの瀬戸際まで追い詰められているからだ。

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