石原さとみ主演作はどうなる?コロナで医療ドラマ消滅危機
イメージの問題だけではない。そもそも現在は6割以上の病院が赤字で経営している。黒字の病院でも利益率はごくわずか。ひとたび新型コロナで院内感染が発生すると、最低2週間はすべての新規患者の診療を休止せざるを得なくなる。そんな危険を冒してまでドラマのロケ地に名乗り出る病院は少ないはずだ。
「それでも走りだしてしまった『アンサング』は撮り切るしかありません。スタジオ撮影を増やすなどして、ゴールせざるを得ないでしょう。問題は医療ドラマのこれからです。今年1月期は『恋はつづくよどこまでも』など6本も医療ドラマが放送されました。これほど多いのは高視聴率を見込めるからですが、新型コロナが終息するまでロケ地探しは難航します。医療ドラマを予定していたテレビ局は今後、企画変更を余儀なくされるはずです」(芋澤貞雄氏)
発売中の女性自身は、米倉涼子(44)が今年10月期にテレビ朝日が予定していた「ドクターX」の新シリーズの降板を申し出たと伝えている。降板は、もしかしたらロケ地の問題も絡んでいるのかもしれない。医療ドラマが次々と消滅していくとしたら、ファンとしては残念な限りだ。