著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

幾多の達人を越えていく 森川葵の類いまれな自己暗示力

公開日: 更新日:

「私はできる!」(森川葵日本テレビ「それって!?実際どうなの課」7月8日放送)

 芸能界でさまざまな達人技を習得し、驚かせ続けた男といえば「ミスターかくし芸」などと称される堺正章だろう。そんな彼の称号を引き継ぎ、「ミスかくし芸」と呼ばれるのではないかというくらい達人技を次々に成功させている女優がいる。森川葵(25)だ。

 この日も森川は「カード投げ」に挑戦。最初こそ苦戦したが、コツを掴んでからは一気に上達。芸能界で堺正章だけが成功した「ろうそく消し」も見事に成功。さらに達人ですら見本を見せる際、199回目でようやく成功する最高難度の技(もちろん芸能人では誰も成功していない)「5ミリ穴通し」に挑戦。なかなか成功しない自分を鼓舞するように言ったのが、今週の言葉だ。

 もともとは「知られざる世界の達人たち!」という、その道の達人たちに会いに行き、達人のスゴ技を見て、森川が驚くリアクションを見て楽しむというコーナーだった。だが、けん玉の達人に会いに行った際、達人が披露した「1ミリけん玉」を見て「私もやってみたい!」と申し出たところから、森川の挑戦企画へと変わっていった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情