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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

素を隠し浮いた存在に…及川光博が守る“父と母”の教え

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「(忌野清志郎さんに)かわいがってもらえたことが僕の人生の誇り」(及川光博/TBS「人生最高レストラン」8月22日放送)

「ミッチー」こと及川光博(50)は2002年、忌野清志郎と音楽ユニット「ミツキヨ」を組んでいた。その頃、清志郎は及川に母校の講演会があると聞けば、飛び込みでそれに参加。ドラマの撮影があると聞けば、自転車で現れて急きょ、台本が書き換えられて出演するほど親密な関係だった。そんな清志郎との関係を回顧し、及川が語ったのが今週の言葉だ。

 実は、彼らの出会いは、及川がデビューして間もなくの頃にさかのぼる。及川がパーソナリティーを務めていたラジオ番組にゲストとして清志郎が登場したのだ。

 まだまだ及川の強烈なキャラクターが浸透しきっていない頃。どのようにテレビや芸能界、音楽業界になじめばいいか悩んでいた。清志郎をリスペクトしていた及川はその悩みを吐露すると、清志郎から返ってきた答えは「なじんでどうする? ずっと浮いてなさい」(TBS「人生最高レストラン」8月22日)だったという。

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