著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

"修学旅行の夜”にいざなうジャルジャルが手にした人間味

公開日: 更新日:

「あれは『ノンストップに出れる!』という喜びの涙です」(福徳秀介/フジテレビ「ノンストップ!」9月30日放送)

 ◇  ◇  ◇

 9月26日に開催された「キングオブコント」(TBS)で、ついに優勝を果たしたジャルジャルは各局の情報番組などに相次ぎ出演。「ノンストップ!」では司会の設楽統に、福徳秀介(36=写真右)が優勝決定の瞬間の男泣きについて聞かれた。照れ隠しをしながらの彼の答えが今週の言葉だ。

 優勝後の会見で、相方の後藤淳平(36=同左)は「M―1グランプリのときに福徳の悔し涙を見てるので、うれし涙を流している福徳は……これはホントに絶景でしたね。高校時代、ラグビー部の最後の引退試合でも泣かなかった男なんで、その福徳が泣くのはなかなかのことです」と答えている。

 福徳が悔し涙を流したのはM―1の2017年大会(テレビ朝日)だ。この年は、彼らのレギュラー番組が次々と終わった苦境の年。しかも、後藤はローンを組んで家を建てたばかりだった。だから、逆に「今年は優勝するっていう人生のシナリオなんだ」(Cyber Now「新R25」18年2月6日)と思っていた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ