著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

「忙しい毎日は人間を劣化させる」の言葉に気をつけてます

公開日: 更新日:

 もーいーくつ寝ーるーとーおー正ー月~♪ という時期になってきましたね。子供の頃のお正月ってなんか楽しみでしたよね。お年玉はもちろんですが、大晦日にいつもより夜更かしする特別な感じや年明けたら初トイレとか初鼻かみとか初○○って言いたくてはしゃいでみたり。

 冒頭のお正月の歌について先輩落語家が言ってましたが、子供目線で見たお正月の歌なんですって。もういくつ寝るとって数えたくなるぐらい、なかなかやって来ないお正月と思うのは子供にとって一日一日を長く感じてる表れ。逆に年取ってくると一年があっという間だと言ってました。

 一日の中で発見や変化が多いか少ないかで長さの感じ方にも差が出るんでしょうかね。年を重ねていけば経験値が上がってるため新鮮な体験には出合いづらくなりますし、驚き発見も減っていきますからね。

 以前に動物番組で知ったのが大きな象と小さいネズミの一生の心拍数は共におよそ20億回で同じという話でした。どうやら他の哺乳類もほぼ20億回らしいです。ただ心臓が速く動くネズミは早く死にますし、ゆっくり動いてる象は長生きなんだとか。人間に置き換えれば周りが遅く感じるほど動き回ってれば一日一日も長く感じてるんでしょうし、ぼーっと過ごしていれば一日が一月が一年があっという間に感じるんでしょうね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド