プロ野球で思う 落語まみれの落語キャンプをやってみたい
プロ野球キャンプの情報が紙面を賑わしている今日この頃。連日ピッチャーの投げ込みやノックで泥だらけの姿なんてのを見ると一年間シーズンを戦うためにはこの時期の練習が大事なことをまざまざと思い知らされます。
さて我々噺家は一年中シーズンというかネタ下ろしという新しい演目を覚えそれを高座にかける時は結構真剣に取り組みますが、それでもその間に仕事もこなしながらなわけでプロ野球のキャンプのような練習漬けというわけではありません。よく考えたらお芝居の世界でも稽古を連日皆で集まって朝から晩まで2、3週間やってから本番ですよね。ミュージシャンだと充電期間とかレコーディングとかありますよね。落語家も4人ぐらいで集まって落語キャンプとかやってみたいですね。
朝から体力づくりにジョギングをして午前中は噺をお互いに教えたり教わったりして、午後は交代でおのおのが落語を演じその落語についてみんなでディスカッションします。夜はお酒を飲みながら熱く芸論を交わし、寝床についてからふといいフレーズを思いついて起きてまた稽古をしてしまう、そんな落語まみれの落語合宿、落語キャンプは1週間ぐらいがいいですかね。今ならコロナで仕事も少ないから集まりやすいかもしれません。場所は人里離れた所の方が集中できるので山奥……いや食事は楽しみたいから海沿いの方がいいですね。安めの旅館でいいけどせっかくだから温泉で。4人だとゴルフをやるメンバーの方が休日も退屈しないでしょうね。