マー君は調整急ピッチ「開幕投手」待望論とオーナーの意向

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 14日、楽天田中将大(32)が4度目のブルペン入り。しかし、その雰囲気はいつもと違った。前日からチーム視察を行っている三木谷オーナー(55)が石井GM兼監督と並んで投球に熱視線を送っていたからだ。

 この日の田中は、小山投手コーチが左右の打席に入るだけでなく、走者を想定してセットポジションも試すなど、実戦的な投球練習を行った。

 このまま順調にいけば、今月中に予定されている実戦登板も視野に入る。ヤンキース在籍時であれば、今がちょうどキャンプインの時期。日本のスケジュールに合わせ、調整のピッチを上げているのは間違いない。

 そんな田中を巡ってチーム内外では、早くも公式戦の初登板はいつになるのか、との関心が高まっている。人気、注目度が高い田中だけに、地元では開幕投手への待望論もある。

 とはいえ、石井監督は1月末に行われた田中の入団会見時に、開幕投手の可能性について、「当たり前に勝てる世界ではない」とし、「特別な選手なんですけど、特別扱いはしないと僕は決めている」と言及。日米通算177勝を挙げ、チーム内でもその実績は群を抜いている田中だが、あくまで他の投手と競争をさせた上で起用すると宣言したわけだ。

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