吉沢亮「青天を衝け」と綾瀬はるか「八重の桜」嫌な共通点
■「八重の桜」は低視聴率ワースト8位
「もっとも『八重』は、歴代大河の低視聴率ランキングでワースト8位と不発に終わっています。『青天』も嫌な予感がしますね」と、テレビ誌ライターがこう続ける。
「初回20%超え、描く時代も幕末から明治、『八重』の綾瀬も『青天』の吉沢も大河初出演で主役と、意外と共通点が多いんですよねえ。当時の綾瀬はTBSドラマ『JIN -仁-』の橘咲役が大当たり。今と変わらず抜群の人気を誇っていましたが、『八重』で演じた新島襄の妻・八重は自由奔放で男勝りな役柄でした。橘咲役でファンになった視聴者からは、『イメージと違う』などと不評だったんです」
「青天」の吉沢はどうかといえば、「その点も似通っているような気がします」と、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏が言う。
「吉沢さんはどちらかといえば、陰のある役柄が似合うというイメージが強い。ファンもナイーブな感じを求めているところがあります。小声でも聞き取りやすい心地よい声をしているので余計にハマるんですが、今回の渋沢栄一役は、吉沢さんのイメージとはかけ離れている。渋沢が妻と愛人と同居していた艶福家だったという事実も、ファンは受け入れられるかどうか……イメージとはまるで違う役柄を演じることで、飛躍につながってほしいものです」
青天を衝けるか。