船山基紀編曲家
１９５１年、東京都生まれ。編曲家。デビュー作は中島みゆき「アザミ嬢のララバイ」。昨年死去した作曲家・筒美京平と組んだ作品が一番多く、沢田研二、渡辺真知子、田原俊彦ら数々のヒットを飛ばした。昨年１２月に編曲を手がけた作品を収録した「船山基紀 サウンド・ストーリー」（ソニー・ミュージックダイレクト、ＣＤ４枚組７２曲）をリリース。
「お腹すいてない？」ジャニーさん自らがステーキを…
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ジャニー（喜多川）さんは、ラスベガスのショーやブロードウェー、宝塚などのミュージカルがお好きでした。ゴージャスだけれど品がある、そういったことがジャニーさんのベースにあったからではないでしょうか。
僕もそういうものにはとても引かれますね。ラスベガスやブロードウェーのショーも大好きです。ジャニーさんとたくさんお仕事をさせていただけたのも、そんな共通点があったからなのかもしれませんね。だから僕が作ったイントロやアレンジを喜んでくださったという気がします。
その部分は、筒美京平先生とジャニーさんは共通していたんじゃないかと思います。
あるディレクターから聞いた話ですけど、レコーディングが終わってプレゼンするために、ジャニーさん宅にテープを届けたんだそうです。ＯＫが出るかどうか緊張している彼に向かって、ジャニーさんは開口一番「お腹すいてない？ 何か食べる？」と言ったそうです。彼にしてみれば食事どころじゃなかったでしょうね（笑い）。ジャニーさん自らステーキを焼いて、もてなしてくださったそうですよ。
