小倉優香の「小倉ゆうか」には賛否…芸能人改名の吉凶禍福

公開日: 更新日:

 お騒がせタレントの改名宣言が賛否両論だ。生放送中のラジオ番組で突然降板を直訴し、騒動になっていた小倉優香(22)が9カ月ぶりに発信したSNSで「小倉ゆうか」への改名を発表、所属事務所から退所し「何かに縛られずに活動をしたいという意向を汲んでいただいた」と心境をつづった。

 騒動でのイメージを刷新し、再出発を図りたいのだろうが、「表記名を変えても何も変わらない」「やったことをなしにはできない」などと、世間の評判は芳しくない。

 芸能界でこうした改名は、相撲や歌舞伎の世界にならってか、少ない話ではない。

「歌舞伎役者の場合、ひとつ格があがった証しでもあり、興行にして収益にもなる。代々の名前を受け継ぐ襲名は魂をも受け継ぐ覚悟でもあるんです。日本での改名は、古くは古事記からの風習ともいえるのでは」(歌舞伎関係者)

 スポーツ紙芸能デスクがこう話を継ぐ。

「芸能界でも、五木ひろしが売れるまで3度改名したのは有名な話、華原朋美小室哲哉が自分と同じイニシャルの芸名に改名させ、『僕と君は心のユニット』との思いからだと語ったそうです。今回の小倉の場合、半同棲から結婚説もあった格闘家、朝倉未来との破局も改名の背景にありそうです」

唐沢寿明は元「SEXY KIYOSHI」

 理由はそれぞれ。人生いろいろだが、その結果も吉凶禍福のようで。

浜崎あゆみは女優時代の浜崎くるみからの改名で成功し、旧芸名など忘れられているようにみえますね。井上陽水も旧芸名はアンドレ・カンドレでしたし、唐沢寿明はSEXY KIYOSHI、今田耕司は上ロース、井浦新はARATA、広瀬すずの姉の広瀬アリスは広瀬晶でしたけど、皆、改名して大成功だと思っているのではないでしょうか。唐沢など笑い話にしてますよ」(前出のデスク)

 一方、能年玲奈NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロインで国民的アイドルになったが、本名でもある「能年玲奈」から「のん」への改名が世間に広く浸透しているかどうかは分からない。

極楽とんぼは浩二→浩次、圭一→圭壱

「テレビで明かしていましたが、極楽とんぼの加藤と山本は若手時代に占い師のアドバイスで加藤浩二から浩次へ。山本圭一から圭壱に改名して、その後のブレークにつながったそうです」(芸能リポーター)

 タレントおさるは占い師の細木数子のアドバイスでモンキッキーに改名。元相方のコアラもハッピハッピーに改名していたが、ともに元の芸名へと再改名している。後にNEWSポストセブンの取材でおさるはこう振り返っている。

「モンキッキーにして初めての仕事が、山川恵里佳とのドライブ企画だったんですね。それで、改名の話で盛り上がって仲良くなったんです。改名がなかったら話が弾んでいなかったと思うし、結婚していたか分かりませんよ。……モンキッキーの8年間で良かったことといえば、その1日だけです」

 さて、小倉ゆうかはどうなるのか、今後の活躍に注目である。  

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ