コロナ対策で一番緩んでいるのがお笑いバラエティー番組

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■BPOには苦情が…

 BPO(放送倫理・番組向上機構)にも、「マスクもせず大声で騒いでいる。世の中、気が緩んでいるのではないかと言われているが、一番緩んでいるのはテレビ業界」「今の世の中の状況にまったくそぐわない番組。大変不快。視聴者にも集まってもいいと思わせてしまう」といった苦情が寄せられている。

 出演者たちは頻繁にPCR検査を受けているのだろうが、直後に感染してそのまま収録ということだってあるだろう。1人でも陽性者がいたら、たちまちクラスターだ。去年春に緊急事態宣言が出た時は、テレビ局も出演者も緊張して、マスク着用はもちろん、番組収録まで中止にしたのに、このノーズロはどういうことなのか。

「お笑いのキレ芸、変顔芸は、マスクしてたらできないですからねえ。トークもアクリル板越しはテンポは悪いし、動きが少なくて映像として面白くない。1年前は、番組から感染者が出るとヒンシュクを買いましたが、いまは“うつっちゃいましたぁ”は一種のネタですからねえ。視聴者やスポンサーからクレームがこないなら、やっちゃえってなもんですよ」(アシスタントディレクター)

 せめて緊急事態宣言が出ている間くらいは、ポーズだけでもいいから自粛してはいかがか。

(コラムニスト・海原かみな)

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