NYタイムズは「政権に逆効果」と酷評…異例ずくめの東京五輪を海外メディアはどう“総括”したか
ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)は支持率低迷に苦しむ菅首相が秋の総選挙に向けて人気回復を見込んで開催を強行したが、期間中の感染爆発のため「逆効果になりそうだ」と伝えた。ワシントン・ポスト紙も「急速な感染拡大が五輪に影を投げかけた」とし、閉会式当日まで開催反対を唱えるグループが新国立競技場周辺でデモを繰り返したと報じた。
英BBC放送は東京の感染者が1日5000人と記録的に急増した原因を「五輪が始まって人の気が緩み、対策が徹底されなくなったと指摘する声もある」と言及。今後も増えた場合、日本政府にとって「大会続行を決めたことがアダとなる可能性がある」と批判的な論調を展開している。帰国した選手らの今後を心配する声も出てきた。
「NYTとBBCは帰国した選手や関係者に感染者がいる可能性を指摘。彼らが母国にウイルスを持ち帰って周囲の人を感染させたら、改めて東京五輪の強行開催に世界的な批判が出るのではないかと危惧しています」(浜田和幸氏)
やはり開催しなければよかった……。