ボーイズグループオーディションの竜頭蛇尾 メンバー決定時が人気ピークでデビュー後失速

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野球でたとえると、ドラフトまでがピークの選手のようなもの。本来はプロになるためのひとつの過程なのに、オーディション番組はデビューすることが最終目標にすり替わり、番組で“人気”は得られたけれど、“実力”が伴わない。音楽業界も育成にかける体力がなくなり、早く売りたいという背景が結果的にタレント生命を短くする危険性をはらんでいる。韓国BTSもオーディション番組出身ですが、オーディションは序の口で、韓国はデビュー後の鍛え方が段違い。歌、ダンス、トーク、キャラクター、語学と全てが良くて当たり前。さらに一家を背負っているというハングリーさもある。日本とは意識の差がありすぎます」

 先行リリース曲など新曲がランキング1位に入っても、ジャニーズや、EXILELDHグループに比べれば“瞬間風速”。トップ10圏外に落ちるのも早い。

「両社は下部組織があり、層も厚い。激戦を勝ち抜き、先輩のコンサートで下積みで得た“底力”が発揮されるのでしょう」(前出の富澤氏)

 ボーイズグループ発掘オーディションという“促成人気”。竜頭蛇尾では……。

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