KOC準優勝のザ・マミィ 酒井貴士は実家暮らしなのに「300万円借金」
酒井 僕は「ネタが書ける人と組めた!」と思いました。僕はスベるネタを書いていたから(笑い)。
■ショーパブのバイトは全然向いていなかった
林田 芸人になってから銀座のショーパブでボーイをしてました。僕は“閉ざした人間”だったので、自分に刺激を与えようと思い、あえて夜の派手な世界に飛び込んだんです。でも、まったく向いてなかった。ニューハーフのショータイムで大声を出さなきゃいけないのにまったく出せず、いつも叱られました。でも、クビにされなかった。夜の銀座のそういうお店って優しさがある。ハグレてきた人や夢を追ってる人がスタッフにいて、芸人をやってる僕を励ましてくれたんです。バイト代は飲食店の時給に深夜手当がつくくらいで、東高円寺の家賃6万円の狭い部屋に住んでも生活は苦しかったけど、若い店長が食事をおごってくれたり、助けてくれました。
酒井 僕は今も東京の実家暮らしですが、お金では常に苦労してます。10年間、お寿司屋さんの銀のさらでバイトしてましたけど、辞めてから借金が膨らんで。だいたいはギャンブル。他に、女の子がいるお店とか。あと……もうちょっと違う店も行きましたし……。