氷川きよし「おウチ時間」「親孝行」「自分探し」でパワー増強! NHK紅白の目玉として注目
演歌のベテラン勢が減った31日放送の「第72回NHK紅白歌合戦」に演歌枠での出場を決めた氷川きよし(44)。演歌界でベテランと呼ぶには早いが、今年でデビュー22年目にして、22回目の連続出場。近年はアニメ「ドラゴンボール超」2期のオープニングテーマ「限界突破×サバイバー」や、映画「老後の資金がありません!」の主題歌「Happy!」なども手がけて歌手としての幅を広げている。
今年の紅白に演歌色が薄い理由は、北島三郎(85)、五木ひろし(73)、細川たかし(71)など大御所が次々と“卒業”を表明してきたこともある。一方で、かねてからの若年層の演歌離れはもちろん、2年にわたるコロナ禍で、高齢者相手の新曲リリースは、配信の需要が少ない。地方営業やコンサート開催ができず、配信ライブも需要がなければ、運営サイドのノウハウもない。演歌・歌謡界はこれまでにないほどの窮地に立たされている。
個人事務所「吉プロモーション」の代表を務める演歌歌謡の吉幾三(69)も、その危機的状況を「仕事はまったくないし、かといって従業員に給料払わねぇわけにもいかない」と嘆いているという。