木ドラ24「真夜中にハロー!」は深夜のプチオアシスだ!
木ドラ24「真夜中にハロー!」(テレビ東京系)は、深夜のプチオアシスだ。仕事で疲れた夜など、ちょうどいい。
舞台は、ハロプロ(ハロー!プロジェクト)のファンであるマリコ(菊池桃子)が運営するゲストハウス。人生に迷っている宿泊客を、マリコは不思議な扉へと導く。
その扉の向こうは、なんとハロプロの楽屋だ。驚く宿泊客の目の前で、ハロプロのメンバーが歌とダンスを披露する。しかも、その曲が宿泊客たちの悩みにマッチしているところがミソだ。
彼氏との結婚に踏み切れないキャリアウーマン(徳永えり)は、アンジュルム「大器晩成」に背中を押される。また、誰かを好きになることに臆病な英会話講師(剛力彩芽)は、Juice=Juice「ロマンスの途中」から勇気をもらった。
歌もさることながら、そのダンスパフォーマンスの迫力はハロプロならでは。聴く者の気持ちを揺さぶる音楽の力と同時に、アイドルという「ひとを元気にする仕事」を再認識させてくれる。
さらに、菊池桃子の存在感が凄い。アイドル雑誌「Momoco(モモコ)」が創刊されたのは1983年。表紙を飾ったのは誌名の由来でもある菊池で、当時15歳の新人アイドルだった。元祖、和み系の笑顔とほんわかとした雰囲気は、今も変わらない。アイドル界のレジェンドに会えるこのドラマ、今週は最終回を迎える。