キンプリもSnow Manも「国民的アイドル」遠のく…テレビ離れ本格化で冠番組は視聴率3%台
今年4月以降、テレビの視聴率がすこぶる悪くなっている。どのくらいの人がテレビをリアルタイム視聴しているかを示す総個人視聴率(PUT)の低下が著しく、何年も前から叫ばれていた『テレビ離れ』が本格化しているようだ。あるテレビ局関係者は、「この影響を最も被るのはジャニーズ事務所ではないか」と漏らす。
「今までジャニーズ事務所はテレビとともに発展してきました。特に1990年代以降はバラエティ番組にも進出し、中居正広や櫻井翔などニュース番組のキャスターを務めるタレントまで現れた。あらゆる分野に進出して数字を取るので、局がジャニーズの要望を断りづらくなり、最初はバーター要員の新しいグループもどんどん売れていった。事務所にとって好循環が生まれたのです」
ジャニーズはテレビを最大限に利用し、各グループの知名度を高めていった。
■お試し枠の冠番組からゴールデン進出がお決まりだったが…
「SMAP、TOKIO、V6、嵐などは夕方や深夜のお試し枠の冠番組が視聴率を取ってゴールデンタイムに進出していき、ファンではない人にも知られるようになった。呼応するようにCDも売れていき、国民的人気グループと呼ばれるようになった。しかし、SMAP、V6は解散、嵐は活動を休止してしまい、TOKIOもメンバーが2人抜けました」(同)