東映ウハウハ!「ONE PIECE FILM RED」は興収92億円突破、躍進するアニメ3作品の共通点
劇場版第15作「ONE PIECE FILM RED」が公開から16日間で興行収入92億円を突破。全米での公開が始まった「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」が8月22日現在で、累計5050万ドルの大ヒットを記録するなど、躍進が止まらない東映。今年12月3日に公開が決まった「THE FIRST SLAM DUNK」を含め、アニメーション映画のキラーコンテンツを3本揃えた東映としては、今のところ狙いが結果に結びついた展開になっている。
■大ヒットのキモは原作者の参加
この3作品に共通するのが、映画への原作者の参加。「ドラゴンボール」の鳥山明、「ONE PIECE」の尾田栄一郎といった原作者の名前は世界的で、彼らが関与したことで映画への期待感はより増したことは間違いない。
例えば「ONE PIECE」の場合、2008年公開の第9作で企画協力・オリジナルキャラクターデザインとして初めて原作者が劇場版に参加し、以降は製作総指揮、総合プロデューサー、監修と役割こそ違うが、第11作の短編3D映画以外のすべてに参加。尾田栄一郎が参加する以前、単独で公開された「ONE PIECE」の劇場版は興行収入20億円が最高だったが、製作総指揮として本格的に参加した第10作の48億円を皮切りに、第12作は68.7億円、第13作は51.8億円、第14作は55.5億円と軒並み大ヒットにつながっている。