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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

香川照之を待ち受ける「歌舞伎俳優廃業」危機…性加害報道に勧進元の松竹が激怒

公開日: 更新日:

 東大卒のインテリなのに香川は事の重大さをイマイチ理解していないのではないか。2日の「THE──」に録画で出演した香川は、「今の自分には情報番組のMCはふさわしくないと決断した」と謝罪したうえで、「俳優というのは自分の言葉ではなく与えられたセリフ、人の書いた言葉を言う職業です」と含みのある言葉を残した。「設定された役柄やセリフを演じる“役者・香川照之”は、酒を飲んで酩酊すると狼藉をはたらく素の自分とは違うんです」と言いたいようにも筆者には聞こえた。

■「日本の伝統芸能の看板を汚した」

 その香川にこれから待ち受けるのは「歌舞伎俳優廃業」の危機だ。香川照之は別名・市川中車という歌舞伎役者の当代でもあるが、「今回の性加害報道は歌舞伎への影響の方が大きいのでは」と梨園関係者の間でいわれている。歌舞伎の勧進元である松竹が、「日本の伝統芸能の看板を破廉恥なスキャンダルで汚した」として怒り心頭だというのだ。

 以前から、香川がテレビや映画、バラエティーで活躍していることを面白くないと見る歌舞伎界上層部が少なくなかったし、ごひいき筋からも「歌舞伎を片手間の仕事と考えているのか」という指摘が香川にもあったという。

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