ガーシー砲で新田真剣佑「海外でのキャリアへの壁」 堅実な弟・眞栄田郷敦との差は歴然

公開日: 更新日:

着実に俳優としてのキャリアを積む郷敦

 そんな兄と対照的なのが弟の真栄田郷敦(22)だ。現在放送中の話題ドラマ「エルピス─希望、あるいは災い─」(カンテレ・フジテレビ系)に出演し、安定した演技力を見せている。10月30日放送のテレビ朝日系「あざとくて何が悪いの?」に出演した際に発した「しつこいあざとさは嫌。あざといテクとかあるじゃないですか。1回とかならいいですけど、しつこいと狙ってんな……って思っちゃう」という硬派で堅実な発言に、好感を抱いた視聴者も多かった。危うい兄とは違い、着実に俳優としてのキャリアを積んでいる。

「デビュー当時は、華のある真剣佑さんと比べられて『地味』と評されることも多かった郷敦さんですが、メインではない役もしっかりと誠実に演じてきたことが評価されての今だと思います。それに比べて真剣佑さんが出演してきたのは原作が人気漫画の作品が多く、デビュー時の『ちはやふる』ではおとなしい高校生を演じましたが、基本的には華がありすぎて『普通の役』を演じるのが難しく、どうしても役が限られてしまうのだと思います」(制作会社関係者)

 一方、郷敦はドラマ「プロミス・シンデレラ」(TBS系)では高校生を、「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)では新入社員、そして「エルピス」では若手ディレクターを演じるなど、どんな色にも染まれるのが俳優としての強み。郷敦のニーズが高まるのもうなずける。

 海外に羽ばたこうとする真剣佑は、着実にキャリアを積む郷敦の堅実さを少し見習うべきかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情