小椋佳が現役ラストコンサート終える “二刀流”から始まった52年の清しい音楽人生にピリオド

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■「インサイド・アウトサイダー」

 東大法卒で銀行員になった当初、自らの組織内でのポジションをこう語っていた。

「現代の最大の病気は、人間の疎外だと思う。日本の組織社会の場合、個人を持てない。その真っただ中で暮らしを立てながら、何かを描写したり予感したり、表現する創造者になろう。組織内存在インサイダーの一員だけど、同時に創造的なアウトサイダーであり続ける」

 生きる意味を探す哲学青年であった小椋が「自分が自分であるために唯一すがりつけるものは創造だ。それと仕事をどう折り合いをつけるか」と考え、いきついたという。

■「自ら恥じない仕事ぶり、自ら悔いない暮らしぶり」

 浜松支店長に就任した際、部下らに語っていた基本方針はこんな提言である。まだ徹夜や無休が持てはやされた時代、プライベートを豊かにすることを訴えた。

■「新しいものをうみ出さなきゃ、生きてる意味がない」

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