宮沢氷魚と鈴木亮平の“等身大”演技が光る 映画「エゴイスト」が描くLGBTQ+のリアル

公開日: 更新日:

岸田総理と荒井元秘書官は必見!

 会見中、岸田首相や元秘書官のLGBTQ+や同性婚をめぐる差別的な発言について問われ、宮沢は「悲しいことだと思いますが、それによって前向きな意見が発信されたということに、もっと注目が集まってもいいんじゃないかと思います」と多様性の受け入れ方について一歩前進しているとコメントした。

 同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。

「政治の世界の考え方の遅れは際立っていますが、LGBTQ+という部分がクローズアップされ、全体像がぼやけてしまう作品がまだまだ多いという点で、メディアも発展途上にあることは事実。身の回りに当事者がいるかどうかで理解に差が出るのではなく、相手の背景まで想像力を働かせる必要がある。すでに若者たちは多様性について受け入れ方もフラットになっています。今後は偏見を変えていくためにも、メディアの表現がいかにナチュラルになっていくかが課題でしょう」

 社会の多様性を等身大に描いた映画「エゴイスト」は10日から公開。岸田総理と元秘書官は10回は見るべきだ。 

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ