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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

天海祐希演じる「上水流涼子」の圧倒的な存在感! 宝塚出身女優はスケールが違う

公開日: 更新日:

どこか浮世離れした空気もまとう

 それにしても、天海といい、「アイフル」のCMの大地真央といい、宝塚出身の女優はスケールが違う。華があるというか。先日、映画「わたしの幸せな結婚」を見てきた知人が呉服屋の女将役の人がいかにも宝塚という感じだったというので調べたら、2年前に退団した元月組トップスターの珠城りょうだった。

 他にも真矢ミキ、紫吹淳らも退団して随分経つのにいまだにザ・宝塚という空気をまとっている。男役だけでなく黒木瞳檀れい、はいだしょうこなど娘役もクセが強く、どこか浮世離れしているがそこが強みだ。

 昨今の女優は昔のように芝居の勉強をしてきた新劇や小劇場出身というより、アイドルから女優始めましたというのが主流だが、元タカラジェンヌたちは彼女らとは一線を画す存在だ。演技は勉強すれば上達するかもしれないが、華ばかりはどうしようもない。この春は天海の華を堪能させていただくとしよう。

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